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業務用エアコンの種類と選び方|天カセ・ダクト・床置と馬力の決め方

業務用エアコンの種類と選び方|天カセ・ダクト・床置と馬力の決め方
※画像はイメージです

業務用エアコンを新規導入・更新するとき、「どの形状を選ぶか」「何馬力が必要か」「電源は足りるか」で迷うのは当然です。形状と馬力の選定を誤ると、効きが悪い・電気代が高い・専用回路の追加工事が発生する、といった失敗につながります。本記事では、業務用エアコンの種類と選び方を、形状の特徴・面積からの馬力の決め方・電源の確認・シングル/マルチの選択まで、導入前の発注者向けに整理します。

業務用エアコンの主な種類

種類 特徴 向いている空間
天井カセット形(4方向) 天井埋込で4方向に送風、最も普及 オフィス・店舗
天井カセット形(1〜2方向) 細長い空間に均一送風 通路・小部屋
天吊形 天井から吊り下げ、露出設置 店舗・倉庫・後付け
床置形 床に据え置き、大風量 大空間・工場
天井埋込ダクト形 ダクトで吹出口を分散、意匠性高い ホテル・高級店
壁掛形(業務用) 壁設置で導入が手軽 小規模店舗・事務所

面積からの馬力の決め方(目安)

必要な馬力は、床面積だけでなく、天井高・人数・発熱機器・窓の大きさ・業種で変わります。下表は標準的なオフィスを想定したざっくりした目安です。

床面積の目安 必要馬力の目安
〜30m²(約18畳) 1.5〜2馬力
30〜50m²(約30畳) 2.5〜3馬力
50〜80m²(約48畳) 4〜5馬力
80〜130m²(約78畳) 5〜6馬力
130m²超 8馬力以上/複数台

馬力を上げるべきケース

条件 補正
飲食店の厨房(火気・発熱) 1〜2割増
天井が高い(3m超) 容量増
西日・大きな窓が多い 容量増
サーバー・厨房機器の発熱が大きい 容量増
出入りが多く扉開放が多い店舗 容量増

電源の確認(単相200V / 三相200V)

業務用エアコンは機種により電源が異なり、既存設備に合わないと電気工事が必要です。

電源 特徴
単相200V 小〜中容量機。一般的な店舗・事務所
三相200V(動力) 中〜大容量機。電気代の基本料金体系が異なる

三相電源がない建物に動力機を入れる場合、引込・契約変更・専用回路工事が必要です。専用回路の追加はエアコン専用回路の増設費用|200V対応と分電盤改修を参照してください。

シングル / マルチの選択

方式 特徴 向いているケース
シングル(1室内機=1室外機) 故障時の影響が局所的 部屋ごとに独立運転したい
マルチ(複数室内機=1室外機) 室外機を集約、省スペース 室外機置き場が限られる

マルチは室外機1台が止まると複数室内機に影響するため、稼働必須の現場ではシングルや系統分割が選ばれることもあります。

形状・馬力・電源・方式の最適解は、現地の天井・電源・用途で変わります。電気・空調 見積り.com で面積・用途・既存電源を伝え、複数業者から機種選定込みの提案・見積を取りましょう。

選定でよくある失敗

失敗 回避策
馬力不足で真夏に効かない 発熱・天井高・窓を加味して余裕を持つ
電源が合わず追加工事で割高 発注前に既存電源(単相/三相)を確認
形状が空間に合わず送風ムラ 細長い空間は1〜2方向や複数台を検討
室外機置き場が確保できない 事前に据付場所・搬入経路を確認

まとめ

業務用エアコンの選定は、形状(天カセ・天吊・床置・ダクト・壁掛)×馬力×電源(単相/三相)×方式(シングル/マルチ)の組み合わせで決まります。馬力は面積だけでなく天井高・発熱・窓・業種で補正が必要。電源が合わないと追加工事で割高になるため、発注前に既存電源と据付場所を確認し、機種選定から相談できる業者に複数見積もりを取るのが失敗回避の基本です。

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