新年度(4月)に合わせたオフィスレイアウト変更は、フリーアドレス化・組織変更・人員増減への対応で電気工事のニーズが集中します。配線・電源の再設計と内装工事との一体施工で、工期短縮・コスト最適化を実現するポイントを整理します。
レイアウト変更で発生する電気工事
| 工事内容 |
想定原因 |
| コンセント増設・移設 |
席数変更・配置変更 |
| 専用回路の新設 |
大型機器導入 |
| OAフロアの配線増設 |
床下配線の追加 |
| 照明配置の変更 |
部屋区画の変更 |
| 通信配線(LAN・電話)の再配線 |
通信インフラ更新 |
| 防犯カメラ・センサーの追加 |
入退室管理強化 |
工期短縮のポイント
内装工事との一体施工
| 工程 |
一体施工の効果 |
| 天井裏配線 |
天井板開放時に同時施工 |
| OAフロア配線 |
フロアパネル撤去時に同時施工 |
| 壁内配線 |
クロス張替前に同時施工 |
| 屋外配線 |
外装工事時に同時施工 |
別発注で順次施工する場合、内装と電気の二重工事で工期が1.5〜2倍になりがちです。
並行発注のスケジュール
| 工程 |
期間 |
| レイアウト計画立案 |
2〜3ヶ月前 |
| 業者選定・見積取得 |
1.5〜2ヶ月前 |
| 内装・電気・通信の一括発注 |
1ヶ月前 |
| 工事実施(GW期間活用) |
1〜2週間 |
| 動作確認・引渡 |
工事完了後数日 |
OAフロアの配線設計
OAフロア(床上配線対応の上げ床)は、フリーアドレスオフィスの標準仕様。配線の柔軟性が高い反面、初期工事と将来変更時の運用設計が重要です。
OAフロアの種類
| 種類 |
高さ |
用途 |
| 簡易OAフロア |
50〜100mm |
配線パスのみ |
| 標準OAフロア |
100〜200mm |
一般オフィス |
| 大容量OAフロア |
200mm超 |
サーバー室・大規模 |
OAフロア下の配線パターン
| 配線 |
設計ポイント |
| 100V電源 |
4〜6m間隔で電源タップ |
| LAN |
100m以内のスイッチハブ間隔 |
| 電話 |
内線電話の配線 |
| AV配線 |
プレゼン・モニター用 |
中規模オフィスの費用感(300m²)
| 工事 |
費用感 |
| OAフロア下配線(30箇所増設) |
80万〜200万円 |
| LAN配線(30箇所) |
30万〜80万円 |
| 照明配置変更(10箇所) |
20万〜60万円 |
| 内装+電気+通信の一体施工 |
200万〜600万円(合計) |
レイアウト変更の落とし穴
| 落とし穴 |
対策 |
| 分電盤容量不足 |
事前に契約電力・分電盤の確認 |
| OAフロア下のスペース不足 |
既設配線・空調ダクトの確認 |
| 内装業者との調整不足 |
統括業者の選定 |
| 工期遅延(4月スタート遅れ) |
早期発注+GW工事 |
| 配線の予備容量不足 |
将来拡張を見越した設計 |
フリーアドレス化の特殊論点
フリーアドレスオフィスでは、固定席型と異なる配線設計が必要です。
| 項目 |
フリーアドレス特化 |
| 電源タップの密度 |
固定席より高密度 |
| 個人席のロッカー |
充電用コンセント |
| ミーティングスペース |
プロジェクター・モニター電源 |
| Wi-Fi基地局 |
高密度配置 |
業者選びチェックリスト
| 確認項目 |
重要度 |
| OAフロア配線の実績 |
◎ |
| 内装業者との連携経験 |
◎ |
| GW・繁忙期の対応体制 |
◎ |
| LAN・通信工事の対応 |
◎ |
| 統括業者としての見積提示 |
○ |
新年度レイアウト変更は早期発注+一括統括が鍵。電気・空調 見積り.com で対応業者から見積を取得しましょう。
まとめ
新年度のオフィスレイアウト変更工事は、内装・電気・通信の一括統括発注と、GW期間の工事集中で工期を短縮するのが標準パターン。OAフロア配線の柔軟性、フリーアドレス化への配慮、将来拡張の余裕も含めた設計が、5〜10年単位の運用効率を左右します。
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