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電動工具のバッテリー・充電器の処分|リチウムイオン電池の出し方

電動工具のバッテリー・充電器の処分|リチウムイオン電池の出し方
※画像はイメージです

電動工具のバッテリーは、本体や他の金属くずと混ぜて出してはいけません。 多くはリチウムイオン電池で、つぶれたり端子どうしが触れたりすると発火することがあります。出し方の基本は、①本体から外す ②端子をテープで絶縁する ③電池の種類ごとに分けるの3つです。そのうえで、業界団体の回収の仕組みに出せるか、産業廃棄物として委託するかを決めます。

この記事では、建設業者が電動工具のバッテリーと充電器を処分するときの手順を整理します。据え置き型の蓄電池や産業用の電池は蓄電池の処分で扱っているので、ここでは電動工具の交換式バッテリーに絞ります。

法律上の位置づけ

電動工具のバッテリーのような小形の充電式電池は、資源有効利用促進法で扱いが決められています。

対象 同法での区分 意味
密閉形蓄電池(リチウム蓄電池、密閉形アルカリ蓄電池など) 指定再資源化製品(同法施行令 別表第六) 製造・輸入した事業者に自主回収と再資源化が求められる
電動工具 指定再利用促進製品(同法施行令 別表第四) 製造する事業者に、電池を取り外しやすい設計などが求められる

つまり、電池はメーカー側に回収の仕組みがある製品です。 使う側はその仕組みに乗せられるかを最初に確認します。

回収の仕組みに出せる電池

小形充電式電池の回収は、一般社団法人JBRCが会員企業の電池を対象に行っています。JBRCの案内では、回収の対象は次の条件をすべて満たす電池とされています。

  • ニカド電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池のいずれかで、種類が明確
  • JBRC会員企業の製品
  • 破損・水濡れ・膨張などの異常がない
  • 外装のあるハードケース入り(外装なしのラミネート型は対象外)
  • 絶縁の処置が的確にされている

反対に、会員外の製品やメーカー不明の物、電池パックから解体した電池、機器を分解して取り出した電池は対象外です。

事業所から出す場合の手続きや費用の扱いは、JBRCの排出者向けの案内で確認してください。 回収の条件は変わることがあるため、この記事では費用の数字は挙げません。

処分の手順

1. 本体から外す

バッテリーを付けたまま本体を捨てると、本体の破砕の工程で電池が壊れます。必ず外してから、本体と電池を別々に扱ってください。

2. 端子を絶縁する

端子にビニールテープなどを貼り、他の電池や金属と触れないようにします。

  • プラスとマイナスの両方の端子を覆う
  • 複数の電池をまとめるときも、1個ずつ絶縁する
  • 金属の缶や工具箱に裸で入れない

3. 種類ごとに分ける

ラベルで電池の種類(Li-ion、Ni-MH、Ni-Cd)を確認し、種類ごとに分けます。種類が読めない電池は、回収の対象外になることがあります。

4. 異常な電池を分ける

膨らんでいる、割れている、液が漏れている、濡れた電池は、通常の回収に出せません。

  • 他の電池から離して保管する
  • 金属製でない容器に入れ、燃えやすい物の近くに置かない
  • 購入先・メーカー、または産業廃棄物の処理業者に扱いを相談する

膨らんだ電池は、充電も使用もやめてください。 押したりつぶしたりすると発火のおそれがあります。

回収に出せない電池は

対象外の電池や異常のある電池は、事業で出た廃棄物として、許可を持つ処理業者に委託します。 委託の前に、その業者がリチウムイオン電池を受け入れているかを確認してください。受け入れていない業者もあります。

許可の確認方法は産廃業者の許可をどう確認するかで扱っています。

充電器と本体の扱い

物 扱い
充電器 電池ではないので、電気製品として扱う。金属くず・廃プラスチックとして処理業者に委託するか、売れる物は売る
電動工具の本体 電池を外したうえで、使える物は売却を検討する。壊れた物は金属くずとして処理業者に委託できることが多い
電池 上の手順で回収の仕組みか処理業者へ

本体・電池・充電器のセットで動く物は、まとめて売るほうが値がつきます。 電池だけが劣化している場合も、本体は売れることがあります。考え方は使わなくなった工具、売るか社内で回すかで扱っています。

保管するときの注意

処分まで社内で保管する間にも注意が要ります。

  • 直射日光や高温になる場所に置かない(車内に置きっぱなしにしない)
  • 満充電のまま長期間置かない
  • 金属くずの置き場に混ぜない
  • 一か所にまとめすぎない(発火したときに広がる)

金属くずの回収に電池が紛れ込むと、運搬中や処理施設で火災の原因になります。 現場の片付けで電池が混ざりやすいので、置き場に電池専用の箱を用意すると防げます。

よくある質問

Q. 古い工具のニカド電池も回収に出せるか

種類が明確で、会員企業の製品で、異常がなければ対象になります。条件はJBRCの案内で確認してください。

Q. 互換バッテリーはどうするか

メーカーが会員でない、または不明な製品は、回収の対象外です。処理業者に委託してください。

Q. 本体ごと売るときに電池は付けてよいか

付けて売れます。その場合も、発送するときは端子を保護し、運送会社の電池の取り扱い条件を確認してください。

まとめ

  • 電動工具のバッテリーは本体や金属くずと混ぜない。発火のおそれがある
  • 外す・絶縁する・種類で分けるの3つが基本
  • 小形充電式電池は資源有効利用促進法でメーカーの回収が求められる製品。JBRCの回収は条件を満たす電池が対象
  • 膨張・破損・会員外・分解した電池は対象外。処理業者に委託する
  • 本体と充電器は、動く物は売却も検討する

電池を外した工具や、セットで動く工具は売れることがあります。GenbaLink 在庫マーケット で型番と状態を示して出品できます。

出典・参考

#電動工具#バッテリー#リチウムイオン電池#処分#JBRC

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